理事長所信 大久保 吉広

「新日本再建は我々青年の責務である」戦後の荒廃した日本を希望満ち溢れ、誰もが豊かに暮らせる社会を理想として立ち上がったのは、私達の偉大な先輩の方々でした。
わが国は経済的に急成長を遂げ先進国の仲間入りを果たすまでになり、国民の生活水準は遥かに上がり経済的、物資的な豊かさを手に入れる事ができました。しかし豊かさとは別にモラルの低下が大きな社会問題になっています。不正・偽装が新聞紙面をにぎわしていますが、これが、先人達が命がけで実現したかった「夢」でしょうか。未来でしょうか。「自分さえよければ、他人はどうでも良い。目先の利益の為なら、何でもする。今さえ良ければいい。」こんな考えが私達日本人の良心を破壊し、やがてこの状況が続けば「人を思いやる気持ち」や「人を愛する気持ち」が失われてしまい、あらゆる面において無気力、無関心、無責任に陥り、夢や希望を持てない世の中になってしまいます。
本当の豊かさとはなにかを、次の世代に伝えていかなければ、いけないのではないでしょうか。

「地域の未来」

この様な時代変化においても自分が掲げる目標「夢」に向かって努力し、我々青年はたとえ実現が困難であろうとも堂々と「夢」を掲げ、その実現の為に今日よりも明日へとさらに努力をしなければなりません。そして、仲間と一緒に切磋琢磨をする団体が青年会議所ではないでしょうか。現在の日本、我々を取り巻く状況は非常に困難です。長引く不況、環境問題。目前の問題解決は必要ですが、大変な時代だからこそ「夢」を語ることが青年会議所の原点であり、我々がやらなくてはいけないことです。
その為には私達青年会議所メンバーが責任と自覚を持ち、地域の規模となり意識変革の先駆けとなる事が必要不可欠だと考えます。まず己自信を知り、愛する郷土を知り、そこから生まれて来る様々な諸問題を解決する信念を持ち、そして実践できるメンバーへと共に成長し「積極的変化の創造」を実行しましょう。

「会員の資質向上」

 私は何も知らない中でこの青年会議所に入会をし、多くの気づきや学びを体験し、本当に多くの友や先輩と知り合い、互いに切磋琢磨できたこの青年会議所にたくさんの夢を頂きました。みなさんは、いかがですか、なぜ青年会議所に入会しましたか。各々想いはあると思いますが、自分自身の資質の向上というテーマは、誰しもが持っているのではないでしょうか。
では、その想いは達成できていますか。青年会議所という団体は、機会(チャンス)を与えることが出来る団体です。しかしその機会に取り組むかどうかは自分自身の問題です。けっして、資質の向上は、周りから与えてもらえるものではありません。自分自身から積極的に参加し、行動することによって皆さんの資質は磨かれていきます。企業人として、経営者として入会し活動しているのですから40歳までの時間を有意義に、時間の作り方なども勉強しながら取り組んでいきましょう。

「子供達の笑顔」

子供たちの笑顔には大人たちのやる気を奮い立たせる力があるます。周りの人たちを幸せにする力があります。子供たちの目は好奇心や希望に常に輝いていて地域を盛り上げるPOWERになります。人は一人では生きていけません。生まれてからこれまで多くの方に支えられ、生かされてきました。先人たちがいたから我々がいる、そして今の平和があります。常にこの先人への感謝の気持ちを持ち続けることで思いやりの心も芽生えてくるのだと考えます。我々責任世代が率先して行動し地域活性化の波を起こし、夢を語れる次世代のリーダーになるべく子供たちの育成のために汗をかきましょう。

「JCの素晴らしさ~」

JCの素晴らしさは、同じ志を持つ仲間と積極的に出会うことで、己を磨き、多くの経験と知識と友情を得るところにあります。「JCは己を高める最大の学び舎である」人は人によって磨かれるもの。だから勇気と情熱をもって積極的に参加しJCの各種大会にも参加し仲間と会い、見聞を広げ、己を磨こうではありませんか。40歳までのチャンスを大いに楽しもうではありませんか。そう、楽しくなくてはJCではないのです。勇気を出して少し背伸びしてちょっと無理をした分、充実感と感動を得る事が出来るのです。JC活動で得た友情や経験、知識は人生の財産となります。またこれまで27年間諸先輩方が受け継いできた境JCの歴史、伝統をしっかり見つめてJCとして変えてはならないものはしっかりと継承し、変えるべきものは新しい発想で変革し、次の世代のためにJCの精神を伝承していきたいと思います。

「真に語り合える友情の拡大」

友達をつくりたい、社会に貢献したい、社会勉強をしたい、己を磨きたいという想いを抱いている若者は近くに必ずいるはずです。
そんな新たな同志の加入は、組織の存続にとっても最も重要であり、絶対必要であります。ここ数年でメンバーの数が急激に減少いたします。新しい風が入ってこなければ組織は活性化するどころか停滞してしまいます。一人でも多くの同志が加わる事により創造力豊かな活動、展開を発信することが出来ます。そのためにも我々がお手本となり輝き続けることが必要です。
心を本気になって伝えて下さい。

「最後に」

JCを楽しんでいますか。先輩がよく言われる言葉に「楽しくなければJCじゃない」と言う言葉があります。これは、先輩たちが真剣に考え、議論し合い、行動され、体感してきたからこそ、その言葉がでてくるのではないかと考えます。何事にも一生懸命取り組まれた結果が「楽しさ」と言う言葉になります。ぜひ皆さんもJCを楽しんでください。仕事のこと、家族のこと色々あると思います。時間がないといわれる方もいるでしょう。でも、私は仕事も大事、もちろん家族も大事です。そのうえでJCも大事なのです。忙しいのは皆さん共通です。その中で時間を調整し参加することで、きっとJCを楽しむことが出来ると考えます。
40歳までの短い時間、今、何が重要なのか、何をすべきなのか、その都度その都度の選択を行い行動してください。今と言う時間は二度と帰ってきません。
皆さんと共に今を大事にし、活動していきましょう。